当会の町田武生会員が、2025年9月3日に千葉県立舟橋高校において理数科2年生の生物分野課題研究3件のメンター指導を実施しました。この高校では当会会員がメンターとしての活動を行っており、本年もすでに3月と6月にも指導を行ってきています。その際の当方の助言などに従って、当初の実験計画を大幅に変更して進めていることが分かりました。
アミメアリが炭酸カルシウムを忌避する行動の解析では、アリの行動を観察する装置と手順の確立ができ、検定できる例数の結果が得られるようになりました。
エンドウ豆の芽の成長に対する静電気放電の効果では、芽の成長が放電により促進されることを確認し、これには植物ホルモンの生成が関与していることを示したいとの考えでした。
アマガエルの雨鳴きが起こる仕組みの解明では、蛙の呼気中のCO2量を測定し、気圧と湿度との関係を示す段階にまで至りました。
いずれも、実験条件の設定と対照実験の実施、実験例数の補足、統計処理と検定の実施など、本会会員の指示に従って進めていることがわかり、科学研究としての形が整ってきているように感じられました。さらに完成度を高め、科学研究として発表できるようにするとのことで、今後に大いに期待したいと思います。




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