本会の佐々田博之会員が2025年8月25日と26日の二日間、安行小学校にて6年生の児童4クラス合計124名を対象に実験授業を行いました。学校の先生方も合計5名参加されました。
「光の進み方」の実験を1クラスあたり2校時(45分×2)行いました。光が直進することは4年生で学んでいますが、今回は中学で扱う屈折と反射を取り上げました。1班4人に分かれ、水槽の真水の下に濃い砂糖水を入れて、二重の層を作り、LEDとレーザーポインター(後者は大人が操作)の光を入射し、真水と砂糖水の境目(界面)で、光が屈折、反射、全反射する光路を観測しました。光速が異なる媒質の界面で光路が曲がることを説明した上で、このことが、逃げ水や蜃気楼、川の底が実際より浅く見えること、さらに光ファイバーに関連していることを説明しました。最後に、水で膨潤した玉とビー玉を水に入れ、ビー玉の個数を当てさせました。前者は光速が水と近いため水中では見えず、水から出すとたくさん玉が入っているのがわかり児童達は驚いていました。膨潤した玉はお土産として1人1個ずつ持ち帰ってもらいました。