「理事のつぶやき」カテゴリーアーカイブ

細矢治夫会員による講演会

来る5月20日には総会が開かれますが、総会の後に下記の要領で講演会が開かれます。

日時:平成29年5月20日(土)午後3時から4時
場所:池袋立教中学校・高等学校 4階地学実験室
講師:細矢治夫(お茶の水女子大学名誉教授)
タイトル:
「化学と数学をつなげる折り紙と封筒」

「化学と数学」と聞くと、「えっ、科学じゃなくて化学なの、数学とは結びつかないなー」と思われる方が多いと思います。でも違うんです。

高校の化学で、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、、と、やみくもに覚えたことがあると思います。炭素原子が1から順に増えていくアルカンの名前ですね。炭素原子数が6の時はヘキサンです。

ヘキサンの分子式はC6H12で、次のような直鎖状の分子です。
ヘキサンには、3-メチルペンタン、2-メチルペンタン、2,3-ジメチルブタン、2,2-ジメチルブタンの4つの構造異性体があり、それぞれ、上の述べた順に次のような構造をしています。
 同じ分子式ですが、形の異なるそれぞれの分子では沸点が異なります。何となく、小さくまとまっている方が、沸点が低い気がしますが、それをどうやって表現すればいいでしょうか。そこでトポロジカル・インデックス(Topological Index、Z)(Hosoya indexとも言います)が登場します。Zは次のように定義される記述子です。

N個の炭素原子をそれぞれ点と考えて表したグラフGで、2点間の最小単位を隣接させずにいくつ置けるかを数え【非隣接数 P(G,k)で表す】、最小単位の数kを増やしていってPの合計を求めたものがZになります。ただしk=0の時は1と定義します。

たとえば、炭素数5のペンタンでは、k=1の時は点の間は4つありますから、P=4になり、k=2の時は次のようになるので、P=3になります。
k=2で打ち止めなので、Pを合計したZは1+4+3=8になります。

ペンタンで述べた方式でヘキサンのZを求めて、沸点との関係をグラフにすると次のようになり、きれいに直線に載ります。上で述べた「何となく」が、Zという記述子で数量的に関係づけられたわけです。

もう一つ、生成熱との関係を同じようにグラフで求めても、沸点の場合と同じように(傾きは逆ですが)、きれいに直線に乗ります。

 このように、化学に理論と数理的な裏付けを持ち込もうとして考え出したトポロジカル・インデックスは、フィボナッチ数列と結びつき、さらにさまざまな数学的な分野に適用が広がっています。

でもって、化学と数学をつなげる折り紙と封筒ということになるのですが、それは当日実演と実習までのお楽しみにしておいてくださいね。

Hosoya cube

ユニット折り紙からできる多面体等を、実演付きで紹介します。

総会のお知らせ

花の時が足早に過ぎ去り、さわやかの5月の声を聴く頃になりました。会員各位におかれましては、充実した時をお過ごしのことと思います。

さて、新しい年度が4月から始まって1か月が過ぎました。昨年度の決算及び今年度の活動方針と予算、ならびに理事・監事の改選を決める定例の総会を、下記のとおり開催いたします。ご参加くださるようお願いいたします。

日時:2017年5月20日(土)午後2時から3時
場所:立教池袋中学校・高等学校 地学実験室(4階)
(東京都豊島区西池袋5-16-5)

詳しい通常総会取集の通知及び資料は追って郵送いたします。出席される場合は、同封の議案書の出欠欄に出席のしるしを付して同封の返信用封筒(切手貼付済み)でご返送ください。

万一、ご欠席の場合は、議案書により、委任をするか、それぞれの議案に対して議決権を行使するかそれぞれの欄にしるしを付して同封の返信用封筒(切手貼付済み)でご返送ください。総会はSSISSの意思決定会議であり、定款により定足数がありますので、お忘れにならないようにお願いいたします。

総会の後に、細矢治夫会員による実習付きの講演会が行われます。タイトルは「化学と数学をつなげる折り紙と封筒」という魅力的なものです。どんなお話が聞けるか楽しみですね。

さらにこの後には、懇親会を開催します。といっても大げさなものではなく、近くの飲み屋さんで、楽しくワイワイと懇親を深める予定になっています。

というわけで総会にはぜひご参加ください。

また総会案内の封筒内には、今年度の「会費納入のお願い」の文書と振替用紙が同封されています。文書中の手順に従って会費の納入をお願いいたします。

大木道則名誉理事長が逝去

本NPO法人「科学技術振興のための教育改革支援SSISS)」の設立者で、名誉理事長の大木道則東京大学名誉教授が、11月23日、心不全のため逝去されました。88歳でした。

fuhou         (平成28年2月27日撮影)

通夜ならびに告別式は12月2日・12月3日に執り行われました。
理事会を代表して、謹んで哀悼の意を表し、ご冥福をお祈りいたします。

理事長 大井みさほ

霜田光一会員による「演示実験とお話の会」

来る5月21日にSSISSの総会が開かれますが、総会の後に下記の要領で公開の「演示実験とお話の会」が開かれます。

日時:平成28年5月21日(土)午後3時から4時
場所:池袋立教中学校・高等学校 4階地学実験室
講師:霜田光一(東京大学名誉教授)
タイトル:
「連成振動の実験-量子光学、自発的対称性の破れー」

振り子の振動が、量子光学さらには自発的対称性の破れと、どうつながるのか、とても興味深いですね。アブストラクトは、こう始まります。

1.連成振動と固有振動
長さの等しい2つの振り子を結合した連成振り子の固有振動は、連成振動とは異なる。
連成振動では、一方の振り子の振動が大きくなったり小さくなったり、他方の振り子の振動が小さくなったり大きくなったりする。
固有振動の振幅はA(x,y,x,t)=ψ(x,y,z)・exp(iωt)と表され、空間分布は不変で、固有関数はψ(x,y,z)、時間的には角周波数ωで振動する。
固有エネルギーはE=hω/2πで、固有関数には対称モードと反対称モードがある(以下略)。全文はここShimodaResumeからダウンロードできます。

霜田光一会員のことを簡単に紹介します。霜田光一会員は1920年に埼玉県で生まれ、東京帝国大学理学部卒業、1948年東京大学理学部助教授、1959年同教授、この間、理化学研究所マイクロ波物理学主任研究員兼任され、1981年同大学を定年で退職された後は、慶応義塾大学などを歴任されています。

shimoda1

http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/awards/2009/01.htmlより

霜田光一氏の研究は戦時中のマイクロ波レーダーに始まり、それが戦後にマイクロ波分光につながり、この分野での研究をリードしてきました。また、レーザー分光とレーザー周波数標準を研究し、国際単位メートルの再定義に貢献しました。これらの功績により、日本学士院賞(昭和55年)を受賞し、文化功労者(平成20年)に選ばれています。

なぜ物理に興味を持ったか、研究の歩みなどについては、以下のWebPageの対談で述べられています。

応用物理創刊75周年記念特集記事
https://www.jsap.or.jp/apsp/oralhistory/QOBU070804.pdf

また、物理学教育にも関心が高く、日本物理教育学会の会長を長く務められました。今でも新しいアイデアで次々に実験方法を開発しています。今回もその一つを演示していただけるものと思います。

物理の教育については、以下のページで述べられています。

「これからの時代は光学やエレクトロニクス中心の物理教育であるべきではないでしょうか。」Opulse掲載より
https://www.adcom-media.co.jp/remark/2011/02/07/2044/

どうぞご来場ください。

会員へのお知らせ

風薫る5月となりました。会員各位におかれましては、気持ちの良い季節を楽しんでおられることと推察いたします。

さて、新しい年度が4月から始まって1か月が過ぎました。昨年度の決算及び今年度の活動方針と予算を決める定例の総会を、下記のとおり開催いたします。ご参加くださるようお願いいたします。

日時:2016年5月21日(土)午後2時から3時
場所:立教池袋中学校・高等学校 地学実験室(4階)

詳しい開催案内及び資料は追って郵送いたします。万が一ご参加できない場合は、後日お送りする開催通知および議案書に同封の書面により、委任状を提出するか、議決権を行使してください総会はSSISSの意思決定会議であり、定款により定足数がありますので、お忘れにならないようにお願いいたします。

総会の後に、霜田光一会員による公開演示実験とお話しの会が行われます。タイトルは「連成振動の実験 ―量子光学、自発的対称性の破れ-」という魅力的なものです。どんな実験が行われるか楽しみですね(A4アブストラクトを用意しています)。

さらにこの後には、懇親会を開催します。といっても大げさなものではなく、近くの飲み屋さんで、楽しくワイワイと懇親を深める予定になっています。

というわけで総会にはぜひご参加ください。

新年度始まる

SSISSの活動も4月を迎え、新年度になりました。さっそく4月13日に理事会が開催され、昨年度の決算が行われました。また5月21日に総会が開かれる予定なので、その準備に入りました。

昨年度はいろいろとありました。心機一転、今年度はより良い活動が行えるように頑張っていきたいと思っています。会員の皆様のご協力をお願いいたします。会員をもっともっと増やしましょう!

20160417

パッと咲いて散るのではなく、息長く、、(写真は千鳥ヶ淵)。

Facebookページを開設

SSISSの存在を広く知らせるため、また、会員が投稿したり情報交換をしたりできるようにと、多数の人が利用しているSNS(social network system)の一つであるFacebookを広報担当理事として登録し、そこにFacebookページを開設しました。

公式ホームページ(このサイトのこと)とも連携を取っていますから、ここに投稿したものはFacebookページの「タイムライン」にも表示されます。Facebookページもご覧になって、ぜひ「いいね」をクリックしてください。拡散していきますので。Facebookページのアドレスは以下の通りです。

http://www.facebook.com/NPOssiss

広報担当理事

広報担当理事からのお知らせ

これまで、静的なサイトでSSISSのWebPageを作成し、広報活動を行ってきましたが、とても更新が大変でした。そこで頑張って入門書を5冊ほど読んで、WordPressでの動的サイトを構築しました。

今後はもう少し魅力的なWebPageつくりを目指したいと思います。

なお、WordPressによるWebPageはレスポンシブなページ、すなわち画面の大きさに合わせて自動的に配置を調整してくれるページですので、スマホでも縮小された画面ではなく、大きな文字で読めるようになっています。