江戸川区子ども未来館での活動(1)

大井みさほ会員が、7月29日の午後に、江戸川区子ども未来館の夏休み応援プロジェクトの一つとして、「光の進み方を調べてみよう」というテーマで、小学校児童9名に実験授業を行いました。

大井会員は、これまで江戸川子ども未来館で、同じテーマで実験授業を行っています。まったく同じというわけではありませんが、写真入りの授業の様子は、2015年7月に行った、上のリンク先をご覧ください。

活動を終えた大井会員の感想は、「上記テーマで各種光源の説明、水槽でのレーザー光による光の直進、屈折、反射、角棒と光ファイバーでの全反射等の説明をもとに、児童による実験観察を行ないました。今回は光ファイバーの実験の時間は短めにして、回折格子分光器の製作を入れました。レーザーを各テーブルに緑を1本ずつ、赤を人数分用意できたので、水槽実験、光ファイバー実験ともに、やりやすかったです。」

八王子市立城山中学校での活動

有山正孝、大井みさほ、野津憲治会員が、八王子市立城山中学校で9月15日(土)に開催が予定されているイベントに関して詳細を詰めるため、7月26日に城山中学校を訪ねて、城山中学校校長、理科教員、PTA会長と打ち合わせを行いました。

城山中学校での理科実験イベントは、ここ何年か行っており、それなりの実績を上げています。本年度も、例年のように実施するにあたり、具体的な詰めを行いました。

学校側から当日の開始時刻と時間、受講予定者の人数などを聞き、SSISSからは当日、参加を予定している会員(奥田、有山、大井、廣田、和田、野津、細矢)を示し、こちらの要望を伝えました。

この話し合いの結果を受けて、それぞれの会員が行う実験授業のテーマ、内容、必要な機器などを確定し、後ほど正確なものを中学校側に伝えることにしました。

これであとは9月15日に向けて、各会員が準備を行うことになります。

立教池袋中学校・高等学校での活動

大井みさほ、廣田穣、箕浦真生、町田武生、和田勝会員が、7月21日に立教池袋中学校・高等学校で開催された2018年度立教理系研究発表会に参加して、発表を聴き、助言をしました。

今回は池袋だけでなく、新座の中学校・高等学校も加わって、それぞれの理系クラブの生徒が研究発表を行いました。発表は全部で23件あり、それぞれのクラブからの発表の内訳は、理科部から4、科学部から6、化学部から4、生物部から7、観測部から1、理科部と生物部の共同が1件でした。

会場である大会議室には発表する生徒のほか、それぞれのクラブの顧問の先生方などを含めて90名ほどの参加者があり、満席でした。SSISSは立教池袋中学校・高等学校内に事務所を置いていることもあり、積極的に参加しました。

受付でB5版の要旨集を渡されたました。すべての演題に対応して、1ないし2ページで、研究の目的、方法、結果、考察、今後の展望が記載されていました。いずれの講演も、パワーポイントのスライドを使って、研究を行った個人、グループの場合はそれぞれ交代で発表していました。

途中3回の休憩をはさんで、会はスケジュール通りに進みましたが、各発表の時間は質疑応答を入れて7分なので、少々、あわただしい感じがしました。また、研究のテーマは多岐にわたっているので、初めて聞く者にとっては、各発表を十分に理解するのに困難を感じ、要旨集の方法の項がもう少し詳しく書かれていればよいのに、と思いました。

発表会を聞いて、日ごろ行っている研究をある時点でまとめ、大勢の前で発表する機会をもつことは、生徒にとって大変に有意義で有効なことであると思いました。閉会式で、立教高等学校科学部顧問の後藤寛先生からも、一堂に集まって情報交換をする意義が述べられていました。

それぞれの研究の内容に関していえば、各自の興味・関心に従ってテーマを設定して研究を進めているのは好感が持てました。たとえば、「人工衛星の研究」の最終目標は、人工衛星を制作して打ち上げ、それを利用して「人工流れ星や人工オーロラを作る」だそうです!!。そのために、プログラム班、無線班、設計班、データ解析班、全体統括班を作り、1から(いや0からかも)、日々、作業を進めているそうです。

ただ、テーマの設定、進み具合、研究の進め方の妥当性などについては、発展途上のものを多く、今後の発展に期待したいと思います。より良い研究にするためには、自主性を重んじつつ、もう少しの助言や指導があってもよいのではないかと感じました。

市川学園市川高等学校での活動

廣田穣、細矢治夫、町田武生、和田勝の各会員が、7月7日に市川学園市川高等学校で行われた、平成30年度SSH生徒課題研究中間発表会に参加し、指導助言を行いました。

市川学園市川高等学校は、スーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)に選定されていて、「探究的な授業と課題研究を両輪とする指導方法を完成させ,国際的に活躍できる課題発見型研究者育成の基盤を構築する。」と謳っています。

これを実現するために、理系2年生全員およそ260名に、理科の課題研究を課しています。今回は、その中間発表会で、生徒が個人あるいはグループで仮説を立て実験を計画し、実施した実験について、ポスター発表(一部は講演)会があったのです。合計137件の発表があり、分野別の内訳は、数学4、物理42、地学3、化学36、生物43でした。

5月から始めたので、ほとんどがまだ計画段階、あるいは予備実験を行った段階のものでしたが、それぞれの課題ごとに模造紙一枚のポスターにまとめて張り出し、9時から11時まで、奇数番と偶数番が1時間ずつ、交代で発表がありました。会員は手分けをしてポスターの前に立ち、発表を聴き、気が付いたことなどをコメントしました。

課題研究のテーマは例年と少し異なり、比較的身近なものに目を向けたものが多かったと感じました。予備実験で数値化に至らないものも多数ありました。ただ、予備実験の段階であってもデータがあるのならば、「こう感じた」という表現ではなく、それをグラフなどで表して、「このような結果であった」とする方がいいと指摘しました。

終了後、担当教員3人と我々4人で、意見交換を行いました。教員側から第3期構想のロードマップが示され、それをもとに今後の展開について説明がありました。「過去から学ぶ」では科学史を重視した取り組み、「未来を考える」では国連の唱える「持続可能な開発目標(SDGs)」を考えた研究課題の探索、「現在を捉える」では、論理性とデータ処理の育成、のために、それぞれ他教科を巻き込んだ教育実践を行うという説明がありました。

「過去から学ぶ」では、「算額巡り」を行い、数学史、科学史につなげるなど、工夫がみられました。「現在を捉える」で統計理論、データ分析を教える前に、自然現象の観察とそこからどのようにデータをとるか、少し早めに取り組み、数値化について教える必要性があることを述べました。