特定非営利活動法人科学技術振興のための教育改革支援計画(略称「理科教育改革支援」SSISS)は、児童生徒の理科離れに危機感を抱き、記憶中心ではなく、筋道を立てて考え自ら行動することを促す理科教育への改革の推進を支援しようと、現役を退いた大学教員たちが中心となり2005年(平成17年)に設立されました。
2015年まで初代理事長を務められた故大木道則先生は、科学技術の振興には旧来の教えるだけの教育を改革することこそ緊要と学校の内外の活動を積極的に推し進められました。このような活動は、第2代(2015-2021年)の大井みさほ先生、第3代(2021-2025年)の西原寬先生に引き継がれ、この度、町田武生が第4代理事長を務めることとなりました。
創設の趣旨である「記憶中心でなく自ら考え行動する理科教育への改革支援」は、この20年間のわが国の科学技術の発展と世界のそれとの格差の認識からも、ますます重要な活動となっています。教えるのではなく自ら学ぶことが真の教育と改められ、探究学習がもてはやされている昨今の学校教育こそ、科学研究や技術開発の先端にいた私ども大学教員が支援にあたるべき課題です。
小中学校・高等学校の先生方や児童生徒の保護者の方々、さらには一般社会で活躍されているさまざまな方々には、WebでのHPなどをご覧いただき、特定非営利活動法人科学技術振興のための教育改革支援計画にご関心を持っていただき、ご理解とご支援をお願いするものです。また、この団体の活動にご興味を持たれ、ご参加いただける方にはぜひともご入会いただきますようにお願い申し上げます。
2025年6月
町田 武生
特定非営利活動法人科学技術振興のための教育改革支援計画・理事長