和田勝会員による講演会

来る5月19日には総会が開かれますが、総会の後に下記の要領で講演会が開かれます。

日時:平成30年5月19日(土)午後3時から4時
場所:池袋立教中学校・高等学校 4階地学実験室
講師:和田勝(東京医科歯科大学名誉教授)
タイトル:うぐいすってなにもの?
-その繁殖戦略とホルモンー

20180501PosterA44.pdf

詩歌にもよく取り上げられるので、ウグイスは誰でも知っている鳥の一つだろうと思います。春先に、人里の近くで真っ先に鳴き始めるからかもしれません。すぐ思い出す唱歌は「早春賦」ではないでしょうか。この歌の歌詞では、「時にあらずと声を上げず」となっていて、2月のころのことだろうと想像されます。ウグイスの初鳴きは、関東ではだいたい3月の中旬になります。

そんな名前と鳴き声はよく知られたウグイスですが、ちゃんと姿を見た人は意外と少ないと思います。夏に高原などに行き鳴き声を聞いても、姿を見ることはほとんどありません。初夏を過ぎて夏になっても鳴いている鳥はそれほど多くはありません。そういう意味ではウグイスはちょっと変わりものです。

なぜそうなのか、という問いに答えるべく、秩父の山の中でウグイスを追いかけた演者の研究の結果をもとに、ウグイスの生態とその裏付けとなるホルモンの話をしていただけると聞いています。お楽しみに。

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